唇のケアに

寒さで固まりにくいワセリンは優れたリップクリームの代用品。氷点下でも柔らかく伸びるから、真冬の身を切るような寒さ、乾燥から唇を守るにはうってつけ。
においや味がないから食事の味を邪魔しません。なめても無害だから赤ちゃんにも安心して使えます。
リップクリーム代わりに、よだれかぶれ予防に
唇への使い方は、米粒大くらいの量を指先でなじませます。唇のシワやめくれた皮が柔らかくなって、触るとふっくらするくらいが調度良い量です。乾いたらこまめに塗り直します。
粘膜を刺激する成分がゼロの油分100%なので、皮むけがひどい時のリップケアにも活躍します。
赤ちゃんの唇に使う時は、口の周り全体に塗っておくとよだれかぶれを予防できます。唾液が皮膚につくのをワセリンの油分がブロック。市販のワセリンが固くて使いにくかったら、皮膚科でプロペトを処方してもらいましょう。
口紅の下地としても優秀
口紅やリップグロスを塗る前のリップクリームとしても優秀。唇を長時間ふっくらと保ちます。そしてワセリンの保護膜が口紅の界面活性剤を受け止めるので、唇の荒れ予防になります。
口紅を落とす時は、乾いたティッシュで優しくぬぐいます。クレンジング剤を使わなくても大丈夫。落ちにくい口紅は、ワセリンを厚めにのせてからティッシュでふきとるときれいに落ちます。
持ち歩きに便利なミニチューブ入り
リップクリームの代わりに活用するとき便利なのは、リップクリームサイズのヴァセリン。化粧ポーチにしまいやすいサイズです。香料入りで普通のリップクリームのような味付きです。
ヴァセリンは精製度の低い黄色ワセリンなので、微量の不純物が唇を刺激することがあります。荒れ、皮むけがひどいときは、不純物の混入量が少ない日本薬局方の白色ワセリンがおすすめです。