白色ワセリン

不純物の含有量が少ない白色ワセリン。商品のバリエーションが最も豊富で、赤ちゃん用と銘打ったものも存在します。いろんな商品があるので、購入前は品質のグレードを確認しましょう。
安全性重視なら日本薬局方
白色ワセリンは大きくわけて2つの種類に分かれます。
1つは「日本薬局方」の基準を満たしたもの。第3類医薬品扱いの商品です。傷ついた皮膚への使用を想定したものなので、酸化防止剤や香料など皮膚の刺激になる物質は一切加えられません。
顔、目の周り、未完成で皮膚が薄い赤ちゃんへの使用に適してます。もちろん全身に使ってもOK。販売店は薬局・ドラッグストア限定です。
2つめの種類は「化粧油」。品質は美容目的のスキンケア化粧品と同じくらい。日本薬局方より若干品質が劣るものの、価格が安いのが魅力です。医薬品ではないので、いろんなお店で購入できます。
ほとんどの人は日本薬局方との差を感じないと思います。しかしアトピーなどで皮膚が弱い人は刺激を感じる場合もあるそうです。
購入は小さい容器で・衛生面重視ならチューブ入り
ワセリンの使用量はクリームよりずっと少なく、使い切るまで時間がかかります。1人用に購入するなら50〜60グラム入りで充分です。
300〜500グラム入りの大容量は家族共用で調度良いサイズ。長期間保管した後に再使用する場合は、色やにおいに変化がないかどうか確認してから使いましょう。
顔に塗ったり、赤ちゃんの皮膚に塗る場合はチューブ入りが便利です。取り出し口が小さいから雑菌やホコリが侵入しにくく衛生的です。量の調節がしやすい、持ち歩きに便利というメリットも。
気温が低い冬になると、中身が固くなって出しづらくなります。チューブを少し手でもんだ後に押し出すと取り出しやすいです。いきなりギュッとしぼると、チューブが破れることがあるのでご注意を。